健康保険等を使った禁煙治療の流れは?治療全体の流れ
健康保険等を使った禁煙治療では、12週間で5回の診察を受けます。
診察に行くと、はじめに喫煙状況などから健康保険等で治療が受けられるかをチェックします。
毎回の診察では、禁煙補助薬の処方を受けるほか、息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定したり、禁煙状況に応じて医師のアドバイスを受けることができます。
「お医者さんと禁煙」すれば、楽に禁煙することができます。
禁煙治療チェックリスト
以下の項目に当てはまる方は、禁煙治療で健康保険などが適応になります。早速、チェックしてみましょう!
※当てはまらない方でも、自費で治療ができますのでご相談下さい。
・Check1 ニコチン依存症を診断するテストで5点以上(下の表でYESの項目が5つ以上ある方) ・Check2 35才以上の方は、1日の喫煙本数 (本) × 喫煙年数(年)=この数値が200以上 ・Check3 一ヶ月以内に禁煙したいと思っている ・Check4 医師から受けた禁煙治療の説明に同意 |
※厚生労働省保険局医療課長通知 診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について保医発0305第3号(平成26年3月5日)より改変
ニコチン依存症診断テスト
TDS(Tobacco Dependence Screener)
YES | NO | ||
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Q1 | 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか? | ||
Q2 | 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 | ||
Q3 | 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなく なることがありましたか。 | ||
Q4 | 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。 イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、 胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加 | ||
Q5 | Q4 でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 | ||
Q6 | 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 | ||
Q7 | タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 | ||
Q8 | タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことが ありましたか。 | ||
Q9 | 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 | ||
Q10 | タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 |
いかがでしたか?上記のCheck1の項目(ニコチン依存症診断テスト)に5つ以上該当し、Check2,3,4に当てはまれば健康保険などが適応になります。