STD:性行為感染症とは?

STDは社会的な問題となっています

STDはSexual Transmitted Diseaseすなわち「性病」を指します。STDという言葉は知らなくても、HIV(ヒト免疫不全ウイルス感染症)、AIDS(エイズ)、梅毒、肝炎といった病名を一度は聞いたことはあると思いますし、新聞やメディアでも度々取り上げられています。性病は「昔の病気」と認知されている方も多いと思いますが、HIV、肝炎の新規罹患者は毎年散見されており、さらには過去の病気とされていた梅毒も2011年から再流行しており、都市部では10倍近く患者数が増えています。つまり、性病は過去の病気ではなく、「現代の病気」という認識が必要です。

STDはパートナーにも感染し、生まれてくる子供にも影響します

性病:STDは本人のみならず、性行為するパートナーにも感染し、さらには妊娠(不妊の原因)、出産(生まれてくる子供への影響)にも関わってきます。性病予防にはコンドームの使用が有効という報告は多数ありますが、性器感染のみではなく、キスやオーラルセックスでも感染します。ここに予防の難しさがあります。やはり重要なのは「感染しない」「感染させない」「正しい知識をつける」という3点が軸になります。インターネットが発達した現代では、性病かも?と思ったらすぐに調べることができますが、間違った情報や間違った治療法を紹介しているサイトもあります。当院では患者様の不安を考慮しながら、各人に有ったベストな検査法・治療法についても情報提供を行うことを心がけます。

自分がSTDかも・・・と思ったらまずはご相談を!

以上のようにSTDはご自身だけの問題ではなく、パートナー・家族の問題にも関わります。心配や不安があれば相談に乗りますし、今後のこともきちんとお伝えします。また、今は全く症状が無いけど、結婚を控えているので性病を調べてみたいという方も診察可能です。最新の知識を持った医師が皆様が安心できるよう診察いたします。者さんの個人情報は秘匿しますし、周囲にもなるべくわからないような環境を作るように努力しております。予約フォームに詳細記載頂ければ、スムーズに受診ができるように努めます(一般診療と一緒の時間帯なのでお待ち頂くこともありますが、なるべくお待たせしないように努めます)。

① 初診時は対面診療をお願いしています

初診の際に診察を含め、希望される検査もお聞きします。費用について一覧をまとめておりますので参照下さい。不明な点や不安な点は相談下さい。患者様の心理面も考慮し、なるべく通院負担が少ないように心がけますが、初診時は必ず対面診察をお願いします。

② 保険診療となる可能性もあります

例えば「症状は無いけど検査だけしたい」という方は自由診療ということになります。ただ、診察して明らかに性病が疑われる場合は保健診察の適応となりますので、保険診療に切り替えて治療を行う判断もあります。保険証は持参頂くようにお願いします。検査の結果、治療が必要となった場合は、薬の副作用やこれまでのアレルギー歴なども考慮して治療方法を決定していきます。相談したい項目は何でもご相談ください。

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(インターネット予約の際にご希望などを詳しく記入頂くと、当日の受診時間短縮にも繋がります)